京都「聖石傳説」公開初日


2002/7/6、JR京都駅から歩いて少しの距離にある映画館「京都みなみ会館」に行ってきました。どちらかといえばこの日行われたミニオフ会に行くのがメインの目的でしたが、滞在時間こそ短いながらも収穫の多い旅行になりました。

前回の名古屋とちがい、今回は行きも帰りも新幹線はガラガラで余裕で席がとれたこともあり特に書くようなエピソードはありませんでした。ましてや帰りは最初から最後まで爆睡していて目を覚ましていた時間が10分足らずしかありませんでしたし。^_^;
京都には中学校の修学旅行で行ったっきりでそれ以来訪れていないためほとんど記憶もありません。しかも京都駅は最近になって改築されているため尚のことです。この新しい京都駅は映画「ガメラ3」で派手にブチ壊されたのでそれで覚えているという方もけっこうおられるのではないでしょうか。私も今回せっかくなので実際の京都駅と映画での描写とを見比べてみようかとDVDを取り出そうとしたところ…3だけ友人に貸し出していたのでした…。肝心な時に手元に無いし〜!
さて、当日ミニオフ会に集まった方はLaikaさんと、ウサコさん、そして関東からの遠征組である私とへべれけ。さんの4人でした。こちらのミニオフについてはLaikaさんがレポートしてくださっていますので、私はやはり映画上映の方に力を入れたレポートをしたいと思います。

映画は1日1回レイトのみで、字幕版は初日だけの上映でした。正直言って考えていたよりは観客が集まっており、開場前には30人くらいはいたでしょうか。数えてはいないのでザッとですが、上映開始時には100人前後にはなっていたように感じました。さすがに初日に来られるだけあって、開場前に来ていた方はほとんどが前売り券持参のようでした。ううう、私も前売り券で入りたかったよ…。
そして上映開始…え?…あれ?…これはぁ……。
なんか…違います。字幕版なのにタイトルの前に説明文が付かないのも不思議でしたが、冒頭の戦闘シーンに字幕が付いています!?以前はタイトルの前に説明文が付いてその代わりに冒頭のナレーション音声がカットされて終始無言のまま戦いだけが繰り広げられるというものになっていたはずです。私の拙い記憶によると最初に日本語字幕が出たのは魔魁が冥式輪廻を発する時ではなかったかと…。
今回のではオープニングや本来ナレーション音声が入っている部分に日本語字幕が入り、難しい単語にはルビまで打たれていました。これならば流れに沿って見ることができます。かなりの改善点だと思えました。以前も目まぐるしい戦闘シーンを字幕にジャマされないという点ではよく考えた方だとは感じたのですが、ナレーション音声カットしちゃうくらいならばそこだけ日本語ナレーションにしても構わなかったわけで不満を持つなという方がおかしいものでしたが、今回の措置では字幕も必要以上に多くならずそれでいて流れも掴めるものでしたので十分に納得できます。あとは細かな事ですが、三伝人(三傳人)が三達人に変わっていました。これは日本語吹き替えと食い違うのでどうかと思うのですけど。しかし何よりも惜しむらくは…この字幕版が初日にしか流れないという事でしょう!
DVDでは字幕の文字数制限なども劇場公開より緩和されるはずなので、今回の字幕もかなり良かったのですがその節はぜひともオリジナル通りにしてほしいと思います。とりあえず、ナレーション音声だけは復活させてくださいね。バンダイビジュアルさん、お願いしますよ☆

京都みなみ会館の全景です。え?まるでパチンコ屋みたいに見える?そーです、みなみ会館はパチンコ屋さんの2Fにあるんです。

赤い車がジャマですが、ちょうどこの位置にある階段を上ると京都みなみ会館の入り口になります。隣の駐車場にも映画のポスター等が張ってあります。写真では切れていますが、さらに右側のポスター掲示板に「聖石傳説」のポスターも張られていました。
下の写真が入り口のところになります。表に大きく「CINEMA京都みなみ会館」と書かれた看板があるからまだしも、そうでなければ入り口の表示だけでは映画のポスターが張られてたり上映時間が書かれてなければどこかの集会所か?と間違えそうです。^_^;
階段上り口に表示されている上映時間一覧です。「鬼が来た!」と「耳に残るは君の歌声」のポスターに挟まれてちょっと肩身が狭そうな「聖石傳説」のチラシ…。
そりゃあ確かに「鬼が来た!」はズバ抜けて面白い傑作映画ですからこれに負ける分にはまだ納得できますが、「耳に残るは…」の方は個人的には出来が今ひとつで『主人公が周りの人間を不幸にしつつ、ラッキーで世渡りしていく』あたりがどーも鼻についてしまう作品でしたのでそちらの方が大きく取り上げられているのはチョイ不満です。あの作品、主人公であるスージー役のクリスティーナ・リッチよりローラ役のケイト・ブランシェットに同情しちゃうんですよねホント…。もちろん知名度でいけば、監督にせよ役者にせよ聖石とは段違いですけどねぇ。

入場口前にある自動券売機。しまった!「ぴあ」割り引きが効くんなら持ってきとけば良かったよ。でも問題は…関東版でも大丈夫ですかね?(笑)
ところで入場料金が書かれている紙の左上にある「R」ってのが気になるんですが、まさかR指定とかいうわけじゃないですよね〜。

同じく入場口前に掲げられていた最近上映スケジュールとその上映時間一覧。もちろん「聖石傳説」も入っています。作品には公開年と制作国名、そしてカラーや白黒などの区別が書かれているのですが、「聖石傳説」はそれに加えて『人形』って…。たしかにまったくもって間違っちゃいないんですけど、なんか笑ってしまいました。
場内に張られていたポスターとチラシ。チラシの最下行を除いて関東その他と違いはありません。チラシは残念ながら全部無くなっており、今回現物を手に入れることはできませんでした。
写真では読めませんがチラシには「未体験のフシギ映像」とかのアオリ文句が追加されてて、その表現はちょっとなあ…とか思ってしまいました。

表の駐車場に掲げられていたポスターと上映スケジュール。いやだからなんだと言われても困りますが、傑作「鬼が来た!」を脇に控えさせて上映期間が短くてもど真ん中で頑張ってるぞというのも見せたくて(笑)(でも、ちょうどガラスの合わせ目なので実は一番見にくい場所なんですよね…。)

以下はオマケで、京都の壬生寺に行った際の写真です

壬生寺境内への入り口。年代を感じさせる門構えです…が、写真にこそ写っていませんがこの左にはごく最近作られたらしい金属碑があって全く調和がとれてませんでした(笑)
実はこちらを参拝する前に安倍晴明で有名な晴明神社にも行ったのですが、映画やマンガのヒットで神社自身もかなり大儲けしたらしく、拝殿から鳥居から何から何まで新調されていて有り難みも何もなくなっていました。由緒正しきところは古いなりの良さがありますし、新築するにも古材を使うなど方法もあるでしょうに、いったん道を間違えると…あ、いやいやそんな事書いてると晴明殿に「呪」を掛けられてしまいます(爆)

新選組顕彰碑と、近藤勇像です。「新選組遺跡維持協力金」募金箱が泣かせます。『遺跡』ですかあ!?たしかに意味的には「住居跡や旧跡」の事ですから間違いじゃありませんけど、なんかイメージ的には失われた文明とか化石発掘とかを思い浮かべてしまいます。でもそれよか、近藤勇像の下にあるタッパーが気になるのですけど、あれには何が入ってるのかしらん?
三橋美智也が歌う「あゝ新撰組」の歌詞碑です。新選組の衣装を着た三橋美智也の写真もありますがすごく若いです。ところで、なぜかここでは「新撰組」表記なんですよねー。ここいらの他では「新選組」表記だったのに。どっちが正解?
写真右にある石っぽく見える硬貨投入口に100円入れると、やはり石っぽく偽装したスピーカーからこの歌が流れます。周りの雰囲気もブチ壊さないしギミックとしても面白いしで、非常に良いアイデアだと思います。もちろん100円投入して1曲披露していただきましたとも☆
この他にも、この壬生寺のすぐ近くにある「新選組屯所旧跡(八木家)」で高いお茶とお菓子を馳走になり(笑)、芹澤鴨斬罪の時のエピソードを「4人ブッ殺して血の海となった部屋で」楽しく聞かせてもらったりもしました。新選組がほとんどゴロつきの集まり(良く言えば無頼の徒)だというのは知ってましたが、一部の方はホントに悪逆非道の限りを尽くしてたみたいですね〜。このへんはもうちょっと勉強して何かに役立てたいな。
というところで、霹靂と関係ない写真はこれにておしまい☆

戻る